ふたり

物語は事故死した姉の年齢を妹が超えたところで終わる。 年齢を超えるまで姉はいつまでも姉であり、妹の頭の中でアドバイザとして生きていた。 年齢を超えた時点で妹は姉をイメージできなくなり、姉依存症を克服する。 しかしこの後、妹と姉の関係がどうなる…

陽浴びする いつもの景色 風が鳴る 暖かい 震える

子守

波に揉まれ沖を漂う 水は冷たく陽を探す 身体浮かべる 日は沈み岸へ向かう 今日は眠れ眠れ今日は

耐えられない 音もなく 左右に揺られ 冷えた身体 止まらない風

目を見たい 輪郭をなぞる 瞳の奥を注視する どうしても見ることができない 細部しか見れない

御庭

今あの頃が懐かしい 少し変わった人生に どんな時も変わらないで 頑な守ったその手には 今は蜻蛉 箱の中

夏出てくるこの虫は 人に追われ飛び回る 暑いところ 暗いところ ただそれだけなのに

つぶやき

とりあえず書いてます。